2010年05月30日
ど根性オオタニワタリ

こんちは~。
エコツアーガイドの勉強会にいってきました。
その時にガイドの先生に見せていただいたのが、写真のオオタニワタリです。
すべすべの看板から見事に生え育っています。
湿度の高い奄美だからこそ可能な生え方で、いかに奄美の森が湿度を保っているかをこの写真は物語っていると思います。
2010年05月29日
ガラスヒヴァ
こんばんは~。
最近は山を歩いていると毎日のように色々なヘビに出会います。

今日は数日前に、沢でであったガラスヒバァ君を紹介します。
島の方言ではガラッキャブなどと呼ばれているこのヘビ、ハブではないけれども、じつは毒ヘビです
まあ、それでもハブのように噛み付いてくる事もほとんどないし(たまにありますが)、毒牙もハブとは違って口の奥の方にあるらしいので、それほど怖いヘビではないです。
エサはもっぱらカエルのようで、山の沢に行くとよくみられます。
昔は集落に田んぼがあったので、集落などの平地でもよくみられたそうですが、最近は平地では少ないように思います。
奄美の蛇にしては珍しく、昼間にも活動するので、昼に山道などを走る時は気をつけてあげましょうね。
最近は山を歩いていると毎日のように色々なヘビに出会います。
今日は数日前に、沢でであったガラスヒバァ君を紹介します。
島の方言ではガラッキャブなどと呼ばれているこのヘビ、ハブではないけれども、じつは毒ヘビです

まあ、それでもハブのように噛み付いてくる事もほとんどないし(たまにありますが)、毒牙もハブとは違って口の奥の方にあるらしいので、それほど怖いヘビではないです。
エサはもっぱらカエルのようで、山の沢に行くとよくみられます。
昔は集落に田んぼがあったので、集落などの平地でもよくみられたそうですが、最近は平地では少ないように思います。
奄美の蛇にしては珍しく、昼間にも活動するので、昼に山道などを走る時は気をつけてあげましょうね。
2010年05月23日
テントウムシ?いやいやクモの一種です
こんばんは~。
昨日、友人と一緒に昆虫の調査に出かけた際に、テントウムシそっくりのクモを見つけました。
本種は名前をツシマトリノフンダマシと言いまして、名前とは違ってテントウムシにそっくりです。
テントウムシの仲間は一般的に体から苦い汁をだして鳥などの天敵から嫌われているものが多いらしく、このクモもテントウムシに化ける事で鳥から実を守っているのでしょう。
なお、本種に近い種のトリノフンダマシというクモは本当に鳥の糞にそっくりらしいです。
2010年05月21日
イボイモリ
こんばんは~。
ずいぶんと梅雨らしくなってきて、色々な両生類・爬虫類に遭遇するようになってきました。


今日は、2日前に林道でであったイボイモリ君を紹介します。
雨が降ると道によく出てくるシリケンイモリとは違い、こちらは天然記念物で、山中の林床で暮らしているので、なかなかお目にかかれません。
シリケンイモリとの区別点は2枚目の写真で分かるようにイボイモリは腹面が真っ黒です。(シリケンイモリはお腹が赤いです。)
また1枚目の写真で分かるように背中側は背骨や肋骨が浮き出して恐竜みたいな風貌をしております。
これをかわいいと思うか、気持ち悪いと思うかは人それぞれだと思いますが、僕は大好きです
ずいぶんと梅雨らしくなってきて、色々な両生類・爬虫類に遭遇するようになってきました。


今日は、2日前に林道でであったイボイモリ君を紹介します。
雨が降ると道によく出てくるシリケンイモリとは違い、こちらは天然記念物で、山中の林床で暮らしているので、なかなかお目にかかれません。
シリケンイモリとの区別点は2枚目の写真で分かるようにイボイモリは腹面が真っ黒です。(シリケンイモリはお腹が赤いです。)
また1枚目の写真で分かるように背中側は背骨や肋骨が浮き出して恐竜みたいな風貌をしております。
これをかわいいと思うか、気持ち悪いと思うかは人それぞれだと思いますが、僕は大好きです

2010年05月18日
夜の中央林道
こんばんは~。
来月に東京へ転勤される上司と一緒に夜の中央林道を最後の思い出にナイトツーリングしてきました。


上司は夜の森でハブやイシカワガエルに出会った事がないとの事だったので、なんとかハブとイシカワガエルに出会いたかったのですが、残念ながらこの夜は寒く、アカマタ、ヒメハブ、クロウサギなどが見れただけでした。
まあ、それでもでかいアカマタやクロウサギを撮影するのは初めてのようで、それなりに喜んでくれました。
下の写真はどうにかこうにか撮影したクロウサギですが、クロウサギってわかるかな?

来月に東京へ転勤される上司と一緒に夜の中央林道を最後の思い出にナイトツーリングしてきました。
上司は夜の森でハブやイシカワガエルに出会った事がないとの事だったので、なんとかハブとイシカワガエルに出会いたかったのですが、残念ながらこの夜は寒く、アカマタ、ヒメハブ、クロウサギなどが見れただけでした。
まあ、それでもでかいアカマタやクロウサギを撮影するのは初めてのようで、それなりに喜んでくれました。
下の写真はどうにかこうにか撮影したクロウサギですが、クロウサギってわかるかな?
2010年05月17日
初めての田植え
こんばんは~。

先日の土曜日、秋名で友人たちと田植えの手伝いをしてきました
初めての田植えは、田んぼに足跡を残さずにきれいに苗を植えるのが結構むずかしかったですが、楽しかったです。
途中、色々な虫に出会いましたが、写真を撮る余裕などなく、どうにか写真のコキベリアオゴミムシだけ撮れました。

名前は小さな縁が黄色い青いゴミムシという感じの意味です。
他にもオケラやバッタの仲間がたくさんいたのですが、これらの虫がたくさんいるって事は、この田んぼの自然度が高い事を意味しております。奄美にこんな田園風景がもっとあればよいのになあと思う今日このごろです。
先日の土曜日、秋名で友人たちと田植えの手伝いをしてきました

初めての田植えは、田んぼに足跡を残さずにきれいに苗を植えるのが結構むずかしかったですが、楽しかったです。
途中、色々な虫に出会いましたが、写真を撮る余裕などなく、どうにか写真のコキベリアオゴミムシだけ撮れました。
名前は小さな縁が黄色い青いゴミムシという感じの意味です。
他にもオケラやバッタの仲間がたくさんいたのですが、これらの虫がたくさんいるって事は、この田んぼの自然度が高い事を意味しております。奄美にこんな田園風景がもっとあればよいのになあと思う今日このごろです。
2010年05月13日
生きた虫の糞 ムシクソハムシ
今日山道を歩いていると、虫の糞そっくりなムシクソハムシに出会いました。
本種は、葉っぱを食べるハムシという甲虫の仲間ですが、昆虫の糞に擬態しており、見た目は毛虫などの糞にそっくりです。
ここまで似てると、天敵もなかなか見つけられないでしょうね

2010年05月08日
海を渡るチョウ
最近は林道を歩いているとアサギマダラによく出会います。
写真の個体は、昨年秋の10月に撮影したものですが、写真のとおり翅に文字が書かれておりました。
本種は渡り鳥のように海を渡るチョウとして有名で、暑い夏は日本本土にで過ごし、寒い冬は南西諸島や台湾で過ごすため、毎年春と秋に奄美大島を通過します(一部の個体は奄美で越冬、越夏します)。
研究者の間では、本種をマーキングして再び放すことで、その個体がどこまで飛んでいくのか研究されており、この個体も研究者のネットワークで調べた結果、約一ヶ月前に奈良県の吉野でマーキングされた個体であることが判明しました。
1匹のチョウがたった1ヶ月で海を渡り900kmも移動した事になります。それってすごい能力ですよね!
また本種の翅はテフロン以上に水をよく弾くので、一説によると海の上空で疲れた個体は海面に浮かんで休むそうです。
これも本当なら凄いですよね!
2010年05月05日
子供達の標本
こんばんは。
先日行ったチョウの採集&標本作り教室で子供達が展翅したチョウの状態を確認しに小学校へ行ってきました。



子供達、なかなかの腕前でしょう
私自身、子供に展翅の仕方を教えるのは初めての経験で不安だったのですが、最初はチョウを触るのもできなかった子が慣れてくると次から次へと展翅していくようになり、改めて子供の物事を吸収する能力に驚かされました

最後にこれは、先日うちの家内が収穫したダイコンの葉にツマグロヒョウモンの前蛹(蛹になる直前の幼虫)が付いているのに気付かず水洗いしてしまったのですが、それでも健気に生きてくれていたので、洗濯物と一緒に干していたところ、今日見事に蛹になってくれました。いや~良かった良かった
本種の蛹は、背部にある宝石をちりばめた様な光沢を持つ突起がとても美しいです。
なお、ダイコンの葉に付いていたのはたまたまであり、本種の幼虫の食草はスミレ類です。
先日行ったチョウの採集&標本作り教室で子供達が展翅したチョウの状態を確認しに小学校へ行ってきました。
子供達、なかなかの腕前でしょう

私自身、子供に展翅の仕方を教えるのは初めての経験で不安だったのですが、最初はチョウを触るのもできなかった子が慣れてくると次から次へと展翅していくようになり、改めて子供の物事を吸収する能力に驚かされました

最後にこれは、先日うちの家内が収穫したダイコンの葉にツマグロヒョウモンの前蛹(蛹になる直前の幼虫)が付いているのに気付かず水洗いしてしまったのですが、それでも健気に生きてくれていたので、洗濯物と一緒に干していたところ、今日見事に蛹になってくれました。いや~良かった良かった

本種の蛹は、背部にある宝石をちりばめた様な光沢を持つ突起がとても美しいです。
なお、ダイコンの葉に付いていたのはたまたまであり、本種の幼虫の食草はスミレ類です。
2010年05月05日
イシカワガエル
こんにちは。
今日はイシカワガエルを載せます。
本種は1~4月くらいまでが繁殖期なので、この時期に山を歩くと沢から「ヒョウッ」という様なカエルらしくない鳴き声がよく聞こえます。
でも大体は沢の岩穴などで隠れて鳴くので、鳴いている姿を見るのはかなり至難の業です。
GWを過ぎたくらいに繁殖期を終えるのでこの時期から夏にかけては沢から色々な所に分散するようで、夜に林道でもよく見かけます(特に雨の夜)。
奄美を代表する美しいカエルですが、意外と大きく特に大島の一部の地域の個体群はオットンガエルよりも大きくなるようです。
2010年05月04日
集落の散歩
今日は一日じゅう子守りなので、子供と一緒に集落の畑地帯を散歩してきました。


普段は気にもとめないグンバイヒルガオ類やハイビスカスの花も休日にゆっくり眺めるときれいなもんだなと思いました。

このきれいなカメムシはアカホシカメムシです。

アカメガシワではクビキリギスの幼虫がなかなか上手に植物に化けてました。

同じくアカメガシワの花にはオキナワコアオハナムグリがたくさん集まってました。
内地には本種とよく似たコアオハナムグリが生息していますが、オキナワコアオは私の実家があった和歌山が分布北限で私の実家の庭の花では両種を見ることができました。
普段は気にもとめないグンバイヒルガオ類やハイビスカスの花も休日にゆっくり眺めるときれいなもんだなと思いました。
このきれいなカメムシはアカホシカメムシです。
アカメガシワではクビキリギスの幼虫がなかなか上手に植物に化けてました。
同じくアカメガシワの花にはオキナワコアオハナムグリがたくさん集まってました。
内地には本種とよく似たコアオハナムグリが生息していますが、オキナワコアオは私の実家があった和歌山が分布北限で私の実家の庭の花では両種を見ることができました。
2010年05月03日
アマミタカチホヘビ
おはようございます。
昨日、ヒャンのコメントに書いたアマミタカチホヘビを載せます。

写真のとおり背面は青みがかった黒色っぽい色をしており、光のあたる角度によっては虹色の光沢が美しいヘビです。
サイズは小さく成体でも30~50センチ程度で幼体だと10センチ程度の個体に出会う事もあります。
写真の個体はまだ未成熟というくらいの大きさだったので、目立ちませんが成体になると頭から尻尾の先まで背面に細い黒い一本の筋があります。
エサはもっぱらミミズ類のようで、無毒の大人しいヘビです。
一般のヘビ類は鱗と鱗が重なっているため乾燥や高湿度に強いのですが、タカチホヘビ類は鱗と鱗が重なっていないので乾燥などに大変弱く、飼育する時も落ち葉や土と一緒に入れないとすぐにカラカラの干物みたいになって死んでしまいます。
内地にいるタカチホヘビは生息環境に対する選択性が非常に強く、山地谷部の斜面林の落葉下に好んで生息しており、その他の環境ではなかなか見つりません。
一方でアマミタカチホヘビも山地の特に谷部の落葉下を好むのですが、その他様々な環境でも見られ、民家の庭や畑でもよくみられるようです。
基本的に一年中活動します。
昨日、ヒャンのコメントに書いたアマミタカチホヘビを載せます。
写真のとおり背面は青みがかった黒色っぽい色をしており、光のあたる角度によっては虹色の光沢が美しいヘビです。
サイズは小さく成体でも30~50センチ程度で幼体だと10センチ程度の個体に出会う事もあります。
写真の個体はまだ未成熟というくらいの大きさだったので、目立ちませんが成体になると頭から尻尾の先まで背面に細い黒い一本の筋があります。
エサはもっぱらミミズ類のようで、無毒の大人しいヘビです。
一般のヘビ類は鱗と鱗が重なっているため乾燥や高湿度に強いのですが、タカチホヘビ類は鱗と鱗が重なっていないので乾燥などに大変弱く、飼育する時も落ち葉や土と一緒に入れないとすぐにカラカラの干物みたいになって死んでしまいます。
内地にいるタカチホヘビは生息環境に対する選択性が非常に強く、山地谷部の斜面林の落葉下に好んで生息しており、その他の環境ではなかなか見つりません。
一方でアマミタカチホヘビも山地の特に谷部の落葉下を好むのですが、その他様々な環境でも見られ、民家の庭や畑でもよくみられるようです。
基本的に一年中活動します。
2010年05月02日
ヒャン
以前に住用の山でであったヒャンを紹介します。
日本で唯一のコブラ科のヘビなので当然毒蛇ですが、性質はおとなしく口も小さいためか、人を咬む事はまず無いと言って良いと思います。私も普段このヘビに出会うととりあえず鷲掴みで採って遊びますが一度も咬まれた事はありません。
梅雨時から目につきやすくなるので、夜に山道を走る時は気をつけてみてください。
なお主食はもっぱらトカゲ類のようで特に山によくいるヘリグロヒメトカゲをこのむようです。下の写真がエサとなるヘリグロヒメトカゲです。

2010年05月02日
家庭教育学級
今日、僕が住んでいる小湊集落の小学校家庭教育学級行事でチョウの採集会&標本作り教室の講師をしてきました。
観察会の風景はのんびり気長にまっちゃんさんのブログにのってますが、こちらではチョウ以外に見つかった面白い虫を載せたいと思います。

これはアカギカメムシのメスです。アカメガシワの葉に産み付けた卵塊をメスが一生懸命に守っています。

こちらは、珍しい昆虫のヒラズゲンセイです。
クマバチの巣に卵を産みつけ、幼虫はクマバチが蓄えた花粉や蜜を食べて育つという、非常に変わった生態をしており、私もこの虫を見るのは今日が初めてでした。
うちの家内が見つけのですが、何の虫か訪ねられた私は、思わず手を出して採ってしまいました。せっかくクマバチの巣穴を覗いているナイスな場面だったのに(泣)。
しかし思わず手を出してしまう程に以前から一度見たかった虫であり、今日は大満足です。
私自身は講師をしていたので、子供達の写真は撮れませんでしたが、みんなとても楽しそうでやはり子供達は自然の中で遊んでいる時が一番いきいきしているなと実感いたしました。
観察会の風景はのんびり気長にまっちゃんさんのブログにのってますが、こちらではチョウ以外に見つかった面白い虫を載せたいと思います。
これはアカギカメムシのメスです。アカメガシワの葉に産み付けた卵塊をメスが一生懸命に守っています。
こちらは、珍しい昆虫のヒラズゲンセイです。
クマバチの巣に卵を産みつけ、幼虫はクマバチが蓄えた花粉や蜜を食べて育つという、非常に変わった生態をしており、私もこの虫を見るのは今日が初めてでした。
うちの家内が見つけのですが、何の虫か訪ねられた私は、思わず手を出して採ってしまいました。せっかくクマバチの巣穴を覗いているナイスな場面だったのに(泣)。
しかし思わず手を出してしまう程に以前から一度見たかった虫であり、今日は大満足です。
私自身は講師をしていたので、子供達の写真は撮れませんでしたが、みんなとても楽しそうでやはり子供達は自然の中で遊んでいる時が一番いきいきしているなと実感いたしました。
2010年05月01日
異種間交尾
先日、近所の畑地帯でヒメカメノコテントウ♂とダンダラテントウ♀が交尾しているのを見かけました。
異種間交尾が昆虫界で珍しいのかどうか分かりませんが、個人的にははじめてみました。
いずれにせよ、昆虫の場合は♂交尾器の形状が種によって異なるようなので、簡単に雑種はできず、できたとしても、その雑種に繁殖能力は無いばあいがほとんどのようです。
タグ :昆虫
2010年05月01日
オキナワスジゲンゴロウ
以前、近所の池を掬ったときに見つけたオキナワスジゲンゴロウです。
美しい模様で水槽に入れるとすいすい泳ぎ回る姿が可愛らしいので、家で飼ってると結構癒されます。
南西諸島のオキナワスジゲンゴロウは池などの止水域で普通に生息していますが、内地に生息しているスジゲンゴロウは絶滅寸前の状態です。
Posted by たかちほへび at
18:13
│Comments(1)