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2010年07月07日

集団をつくるベニツチカメムシ

こんばんは~face02
なかなか終わらない梅雨のために今日もずぶ濡れになってええ加減うんざりしているたかちほへびです。
いったいなんやねん!今年の梅雨は!
それでも昆虫たちは夏の虫が出てきているようで、山ではヒグラシも鳴き始め、先日はベニツチカメムシの集団に出会いました。



今回は左上の1匹だけが成虫で他は全て幼虫でしたが、あと何日もすれば下の写真のように全部成虫の集団になると思います。



本種の成虫は何故か集団で過ごす性質を持っており、そして幼虫には親がボロボロノキという木の実を与えて育てるという珍しい性質をもつカメムシです。
そのボロボロノキの実に群がる幼虫の集団を何度か見かけたことがありますが、成虫に負けず劣らずケバケバしい真っ赤な幼虫でしたface08






  
タグ :カメムシ


Posted by たかちほへび at 21:38Comments(4)昆虫

2010年06月20日

可愛い奄美のホタルたち

こんちは~face01
最近は忙しくってなかなか更新できませんでしたが、色々と面白いものを見てるので、また少しずつ載せていきます。



まずは奄美に生息するホタルの一種クロイワボタルです。
日没直後ぐらいの時間帯に林縁で可愛らしく小さく光ってます。光ってる写真を撮りたいのですが、写真が下手なので撮れませんでしたface07
出現時期はちょうど今ぐらいまでらしいです。



そしてこっちがよりポピュラーで林道を走ってるとよく光ってるキイロスジボタルです。これからの時期よく見かけます。

夕べはこの2種が、同じ場所で数個体一緒に光っており、久しぶりにホタルの光を楽しませてもらいましたface02


  
タグ :ホタル昆虫


Posted by たかちほへび at 07:39Comments(2)昆虫

2010年05月17日

初めての田植え

こんばんは~。



先日の土曜日、秋名で友人たちと田植えの手伝いをしてきましたface02
初めての田植えは、田んぼに足跡を残さずにきれいに苗を植えるのが結構むずかしかったですが、楽しかったです。
途中、色々な虫に出会いましたが、写真を撮る余裕などなく、どうにか写真のコキベリアオゴミムシだけ撮れました。



名前は小さな縁が黄色い青いゴミムシという感じの意味です。
他にもオケラやバッタの仲間がたくさんいたのですが、これらの虫がたくさんいるって事は、この田んぼの自然度が高い事を意味しております。奄美にこんな田園風景がもっとあればよいのになあと思う今日このごろです。
  
タグ :昆虫田植え


Posted by たかちほへび at 22:42Comments(2)昆虫

2010年05月13日

生きた虫の糞 ムシクソハムシ





今日山道を歩いていると、虫の糞そっくりなムシクソハムシに出会いました。

本種は、葉っぱを食べるハムシという甲虫の仲間ですが、昆虫の糞に擬態しており、見た目は毛虫などの糞にそっくりです。

ここまで似てると、天敵もなかなか見つけられないでしょうねface01  


Posted by たかちほへび at 19:27Comments(0)昆虫

2010年05月08日

海を渡るチョウ



最近は林道を歩いているとアサギマダラによく出会います。
写真の個体は、昨年秋の10月に撮影したものですが、写真のとおり翅に文字が書かれておりました。

本種は渡り鳥のように海を渡るチョウとして有名で、暑い夏は日本本土にで過ごし、寒い冬は南西諸島や台湾で過ごすため、毎年春と秋に奄美大島を通過します(一部の個体は奄美で越冬、越夏します)。

研究者の間では、本種をマーキングして再び放すことで、その個体がどこまで飛んでいくのか研究されており、この個体も研究者のネットワークで調べた結果、約一ヶ月前に奈良県の吉野でマーキングされた個体であることが判明しました。
1匹のチョウがたった1ヶ月で海を渡り900kmも移動した事になります。それってすごい能力ですよね!
また本種の翅はテフロン以上に水をよく弾くので、一説によると海の上空で疲れた個体は海面に浮かんで休むそうです。
これも本当なら凄いですよね!
  


Posted by たかちほへび at 18:58Comments(8)昆虫

2010年05月05日

子供達の標本

こんばんは。
先日行ったチョウの採集&標本作り教室で子供達が展翅したチョウの状態を確認しに小学校へ行ってきました。







子供達、なかなかの腕前でしょうface02

私自身、子供に展翅の仕方を教えるのは初めての経験で不安だったのですが、最初はチョウを触るのもできなかった子が慣れてくると次から次へと展翅していくようになり、改めて子供の物事を吸収する能力に驚かされましたface08



最後にこれは、先日うちの家内が収穫したダイコンの葉にツマグロヒョウモンの前蛹(蛹になる直前の幼虫)が付いているのに気付かず水洗いしてしまったのですが、それでも健気に生きてくれていたので、洗濯物と一緒に干していたところ、今日見事に蛹になってくれました。いや~良かった良かったface02

本種の蛹は、背部にある宝石をちりばめた様な光沢を持つ突起がとても美しいです。

なお、ダイコンの葉に付いていたのはたまたまであり、本種の幼虫の食草はスミレ類です。
  


Posted by たかちほへび at 18:22Comments(3)昆虫

2010年05月04日

集落の散歩

今日は一日じゅう子守りなので、子供と一緒に集落の畑地帯を散歩してきました。





普段は気にもとめないグンバイヒルガオ類やハイビスカスの花も休日にゆっくり眺めるときれいなもんだなと思いました。



このきれいなカメムシはアカホシカメムシです。



アカメガシワではクビキリギスの幼虫がなかなか上手に植物に化けてました。



同じくアカメガシワの花にはオキナワコアオハナムグリがたくさん集まってました。
内地には本種とよく似たコアオハナムグリが生息していますが、オキナワコアオは私の実家があった和歌山が分布北限で私の実家の庭の花では両種を見ることができました。  


Posted by たかちほへび at 14:49Comments(5)昆虫

2010年05月02日

家庭教育学級

今日、僕が住んでいる小湊集落の小学校家庭教育学級行事でチョウの採集会&標本作り教室の講師をしてきました。

観察会の風景はのんびり気長にまっちゃんさんのブログにのってますが、こちらではチョウ以外に見つかった面白い虫を載せたいと思います。



これはアカギカメムシのメスです。アカメガシワの葉に産み付けた卵塊をメスが一生懸命に守っています。



こちらは、珍しい昆虫のヒラズゲンセイです。
クマバチの巣に卵を産みつけ、幼虫はクマバチが蓄えた花粉や蜜を食べて育つという、非常に変わった生態をしており、私もこの虫を見るのは今日が初めてでした。
うちの家内が見つけのですが、何の虫か訪ねられた私は、思わず手を出して採ってしまいました。せっかくクマバチの巣穴を覗いているナイスな場面だったのに(泣)。
しかし思わず手を出してしまう程に以前から一度見たかった虫であり、今日は大満足です。

私自身は講師をしていたので、子供達の写真は撮れませんでしたが、みんなとても楽しそうでやはり子供達は自然の中で遊んでいる時が一番いきいきしているなと実感いたしました。  


Posted by たかちほへび at 19:10Comments(2)昆虫

2010年05月01日

異種間交尾



先日、近所の畑地帯でヒメカメノコテントウ♂とダンダラテントウ♀が交尾しているのを見かけました。

異種間交尾が昆虫界で珍しいのかどうか分かりませんが、個人的にははじめてみました。

いずれにせよ、昆虫の場合は♂交尾器の形状が種によって異なるようなので、簡単に雑種はできず、できたとしても、その雑種に繁殖能力は無いばあいがほとんどのようです。  
タグ :昆虫


Posted by たかちほへび at 20:04Comments(0)昆虫